概要

目視検査に時間を要していた刃具の摩耗度の判定を自動化。 また、刃具の検査基準がAIにより標準化され、過剰になっていた刃具の再研磨費用の削減。

課題

・刃具の検査作業に工数がかかる
・検査に明確な基準がなく、属人的な判断によって、まだ使える刃具を再研磨に出して余分な費用が発生する
・撮影データと刃具をID管理し、工程改善に役立つデータを収集したい

導入効果


月間120万円の導入効果

ソリューション

刃具正面、側面全面をオートフォーカスで撮影。それぞれの画像に対して、セマンティックセグメンテーションを用いて、摩耗箇所を検出。事前に定義した検査基準によりOK/NGを判定し、スカラロボットにより仕分けを行う。判定結果と画像はデータとして全件保存し、刃具の使用方法の見直しにも活用。将来的には、再研磨の自動発注を行うことで購買のDXを視野に入れる。


検査装置外観

刃具正面からの判定結果
刃先部分(青色)、
摩耗箇所(ピンク色)
刃具側面からの判定結果
摩耗箇所(赤色)